金融・投資

2022.07.04

1分で理解 |ドルコスト平均法とは|定期的に一定の金額を投資するとどうなるの?

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最近よく耳にする「投信積立」や「つみたてNISA」という言葉。 「投信積立」は、投資信託をこつこつ(定期的に購入して)積み立てる、初心者でも始めやすいドルコスト平均法という投資手法の1つで、これを支援するための非課税制度が「つみたてNISA」です。ドルコスト平均法を用いた投資信託の購入について簡単にまとめていますので、すきま時間にどうぞ。

ドルコスト平均法とは

ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品を、「一定の金額で定期的に購入する」投資手法のことで、「定額購入法」とも呼ばれています。

価格が変動する金融商品を、購入するタイミングを分散することで、価格が高い時には少なく購入し、価格が低い時には多く購入し、平均取得単価を引き下げ、長期的に資産を形成します。

「投信積立」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは、投資信託というプロが運用する金融商品を、ドルコスト平均法に基づき購入することです。投資初心者でも比較的簡単に始められますので、是非検討してみてください。

*税制優遇を受けるためには、「つみたてNISA」の口座を開設する必要があります。

ドルコスト平均法を用いた投資信託の購入

1. 定期・定額の購入。概念が理解できれば高度な知識は不要

投資初心者が、たくさんある金融商品の中から投資する商品を選び、適切なタイミングで購入をすることは容易ではありません。定期・定額の購入と割り切ってしまうことで、タイミングにかかる判断を減らすことができますが、投資をする金融商品は、自分で決めなければなりません。

プロが運用する投資信託は、基礎知識を習得して商品の投資対象が理解できるようになれば、比較的簡単に始めることができますので、まずは投資信託を購入することを検討してみるのもよいでしょう。

2. 日々の価格変動に追われずに投資ができる。長期の資産形成に向いている

長期の資産形成は、安く買って高く売ることが目的ではなく、平均取得単価を引き下げて資産を増やすことを目的とします。

一定の金額で、定期的に購入し、購入のタイミングを分散することで、価格が高い時には少なく購入して高値での購入リスクを低減し、価格が低い時には多く購入することができ、長期の資産形成が可能となるといえるでしょう。

3. 手数料に注意

購入手数料が無料の投資信託が多いですが、手数料が発生する商品もあります。

投資信託の保有時に保有額に対して間接的に支払う日々のコストや、手数料とは別にかかるコストや税金の徴収がありますので、目論見書などでご確認ください。

まだ証券口座を開設していない方は、手数料が安く、自分が理解しやすい投資情報を発信している証券会社を選ぶのがよいでしょう。

定期的に一定の金額をこつこつ投資しよう

ドルコスト平均法は、価格が変動する金融商品を「一定の金額で定期的に購入する」投資手法のことで、主に投資信託の積立てに用いられる投資手法です。難しい概念に聞こえますが、要はこつこつ積み立てることです。

1日100円から投資信託を積立てができる証券会社もあります。まとまった資金がなかったり、一度に多くの資金を投資するのに抵抗があったりする場合は、こつこつ積み立てることから資産形成を始めてみて下さい。

その際には、金融商品にはどのような商品があるのか、投資信託の基礎知識を習得することも忘れないでください。言われるまま投資をするよりも、投資の知識をこつこつ習得することができ、あなた自身の「知の資産」を積み上げていくことにつながるでしょう。

本記事に掲載されている全ての情報は、2022年3月30日時点の情報に基づきます。

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